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2009年9月5日

「桑田正博先生 Academy of Prosthodontics名誉会員就任祝賀会」開催

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 さる9月5日(土)、ホテルグランドパレス(東京都)において、「桑田正博先生 Academy of Prosthodontics名誉会員就任祝賀会」(末瀬一彦発起人代表、大歯大付属歯科技工専門学校校長)が約200名の来賓を集めて盛大に開催された。本会は、桑田正博氏(愛歯技工専門学校校長)がAcademy of Prosthodontics(米国補綴歯科学会、以下、AP)の名誉会員に選出されたことを記念して行われたもの。APの会員数は、1918年の創立以来わずか130名。そのうち名誉会員は桑田氏を含めて9名のみであることからも、この意義は明らかである。さらにこの名誉会員のうち、歯科医師でない人物は桑田氏とオッセオインテグレーションの発見者であるPer-Ingvar Branemark氏の2名のみである点も特筆すべき点である。

 会場ではまず、江上勝二氏(愛歯技工専門学校同窓会会長)が開会の辞を述べたあと、末瀬氏、岡野京二氏(愛歯技工専門学校同窓会会長)、日高勝美氏(厚労省歯科保健課長)、江藤一洋氏(日本歯科医学会会長)、中西茂昭氏(日本歯科技工士会会長)の5氏が続けて祝辞を述べた。とくに岡野氏は、桑田氏のこれまでの業績や1962年に渡米した際の逸話、そして愛歯技工専門学校の校長職に就任するまでの経緯などをユーモアを交えながら披露し、会場を沸かせた。

 これを受け、ひきつづき桑田氏が登壇。先述の渡米当時のエピソードや授賞式での体験などに加え、「私は第1回歯科技工士国家試験を日本大学で受験し、第117号の免許を取得した。アメリカにこれを持っていったところ、日本の歯科技工のレベルを印象付けることができた」として日本が1960年代から高いレベルの歯科技工教育を行ってきたことを強調。さらに、「今後は世界の67億の市民のために日本の歯科技工を役立てていきたい。世界は日本に羨望のまなざしを向けているに違いない」として聴衆を鼓舞した。

 その後会場では吉永 修氏(熊本県開業)による授賞式の模様やAPの概要を紹介するスライドショーなどが行われ、2時間あまりの祝賀会は盛会のうちに幕を閉じた。