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2009年9月17日

日歯、定例会見を開催

歯保連の設立に大久保会長が言及

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 さる9月17日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。

 席上、大久保会長は政権交代を実現した民主党について、「(日歯が主張する歯科医療政策の実現のためには)与党との政策協議を行っていく」と述べ、従来どおり政権与党と関係構築を図っていく意向を示した。また、長妻 昭氏の厚生労働大臣の就任については、「年金については理解のある方とは存じているが、医療についてはこれからじっくりと議論を重ねていきたい」と述べ、さらに「後期高齢者医療制度の廃止を明言しているが、廃止後の枠組みづくりはまだ見えない。ただし日歯としては要介護者を在宅診療で支える従来からの主張に変わりはない」と強調した。

 引き続き記者団から、「9月11日(金)、歯学系学会社会保険委員会連合(以下、歯保連、今井 裕会長)の設立説明会が開催されたことに対する日歯の見解について」との質問に対して、大久保会長は「外科系学会社会保険委員会連合(外保連)はまったく異なる機能を持っている組織。歯科は単科であり、日本歯科医学会が学問的立場から歯科の主張をカバーしている。診療報酬改定(評価にかかわる医療技術の評価・再評価)についてはすでに学会内でも組織的に動いているため、歯保連のような同じ組織は必要ない」とし、さらに日本歯科医学会所属の学会も歯保連に参加していることから「混乱が生じるようなことは避けてほしい。学会と歯保連の調整がつかないなら最終的には乗り出すしかないと思っている。本来は学会内部の問題として処理していただきたい」と述べた。