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2009年10月9日

第58回日本口腔衛生学会・総会開催

 さる10月9日(金)から11日(日)の3日間、長良川国際会議場(岐阜県)において、第58回日本口腔衛生学会・総会(磯崎篤則学会長、米満正美理事長)が開催され、会場には750人超が参集した。

 「健康格差を考える」をメインテーマに据えた今大会は、国家間・地域間・人のバックグラウンド別に起こる健康保健の格差や口腔疾病罹患リスクについて考えるもので、3日間に7つの自由集会、教育講演や特別講演、3つのシンポジウム、日中韓国際交流招待口演、市民フォーラム、38の一般口演発表、172のポスター発表が行われた。

 そのうち、近藤克則氏(日本福祉大健康社会研究センター長)による特別講演「『健康の社会的決定要因』-社会疫学の視点から-」では、健康の社会的因子を研究する社会疫学の視点から、社会的格差が健康の格差を生むという論説を低所得者層ほど要介護者の数が増えることを示すグラフなど実際の統計を提示しながら講じた。また国家・地域のソーシャルキャピタルの差が人々の健康に影響するとし、今学会のテーマを総合的に解説するものとなった。

 また荒川浩久氏(神歯大教授)が座長を務めたシンポジウム2「フッ化物応用の地域格差・国際格差」では小林清吾氏(日大松戸教授)、眞木吉信氏(東歯大教授)、武者良憲氏(TC106/SC7国際幹事)、岡本浩一氏(東洋英和女学院大教授)の4氏が登壇。日本のフロリデーションの状況、フッ化物を栄養素として食品に添加する運動の推進、ISO(国際標準化機構)基準におけるフッ化物製品についての解説、フッ化物のリスクイメージについて講演された。

 次回は2010年10月に朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター(新潟県)にて開催予定。