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2009年11月1日

デンタルケアフォーラム2009開催される

「いい歯は毎日のケアから」~キシリトールで歯を守る~

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 さる11月1日(日)草月ホール(東京都)において、デンタルケアフォーラム2009(日本フィンランドむし歯予防研究会、読売新聞主催/ダニスコジャパン株式会社協賛/厚生労働省、日本歯科医師会、8020推進財団、東京都歯科医師会、日本歯科医学会、日本学校歯科医会、日本歯科衛生士会後援)が「いい歯は毎日のケアから~キシリトールで歯を守る~」をテーマに開催され、238名が来場した。

 会場では、羽村 章氏(日歯大附属病院院長、日本フィンランドむし歯予防研究会理事長)による「キシリトールのむし歯予防効果~むし歯予防先進国フィンランドの取り組み~」、仲井雪絵氏(岡山大病院講師)による「妊娠期からはじめる子どものむし歯予防~新事実!母親の口腔ケアが子どもの歯を守る~」の講演がそれぞれ行われた。 羽村氏は、フィンランドの予防歯科とキシリトールの有効性を述べ、予防重視の必要性を強調した。仲井氏は小児歯科医の立場から、妊娠期から母親がキシリトールを摂取し口内環境を改善することによって、生まれてくる子どものう蝕リスクを減少させることを自身の研究結果をもとに詳説した。

 その後、コーディネーターに天野ひかり氏(フリーアナウンサー)、パネリストに大久保満男氏(日本歯科医師会会長)、羽村氏、仲井氏、石黒 彩氏(タレント)を迎え、「いい歯のために~私たちができること~」をテーマにパネルディスカッションが行われた。パネルディスカッションの最後に大久保氏は「歯や口の健康を守るのは生きる力を支えること」、石黒氏は「80歳の祖母と同居しているので、歯の大切さは実感している」、仲井氏は「子どものむし歯予防はマイナス1歳から」、羽村氏は「子どもとのスキンシップを大切にし、まわりの大人たちの口の中を健康にすることが子どもの口腔内健康に繋がる」とそれぞれメッセージを述べ、フォーラムを締めくくった。