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2009年11月19日

日歯、定例会見を開催

口腔ケアとインフルエンザ対策研究、1月末の発表を目指す

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 さる11月19日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。

 冒頭、宮村一弘副会長より、大久保満男会長と近藤勝洪副会長が同日、民主党の青木 愛副幹事長(衆議院議員)に歯科医療についての説明および懇談に出向いたことが報告された。その後、宮村副会長は、執行部における最重要課題として、平成22年度診療報酬改定の対応について言及。「歯科界の現状を見ても、当然のことながら高い改定率を獲得しなければならない」と述べ、そのためには民主党との信頼関係の構築が重要となることを強調した。

 引き続き、山科 透副会長より口腔ケアとインフルエンザ対策研究についての報告がなされた。本プロジェクトは日歯主体の研究事業として、先般「口腔ケアとインフルエンザ対策の研究会議」が設置され、口腔内細菌とインフルエンザウイルスの関係性を研究・解明していくもの。山科副会長は研究結果を早急にまとめ、来年1月末を目標に発表したいとの考えを示した。以下にその概要を示す。

口腔ケアとインフルエンザ対策研究
・ 基礎(実験系)、1.「口腔細菌プロテアーゼ解析班」(石原東歯大・木戸徳島大)、2.「細菌とインフルエンザの相互作用解析班」(日大医学部山本プロジェクト)
・ 疫学(口腔ケアとインフルエンザ研究班)、1.「高齢者の口腔衛生状態と呼吸器感染症の関連」(菊谷日歯大)2.「インフルエンザ発症者の口腔内微生物の状態」(川村京大・花田鶴見大・日大医学部)、3.口腔ケアによる細菌叢の変化(花田・石原)※3.の結果、必要であれば4.口腔ケアによる呼吸器感染症の発症防止(石原・花田)