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2010年2月6日

船越歯周病学研修会30周年プレ記念講演会開催

「21世紀の歯科医療を勝ち抜くために」をテーマに

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 さる2月6日(土)、7日(日)、株式会社ヨシダ(東京都)において、船越歯周病学研修会(船越栄次氏主宰、福岡県開業)30周年プレ記念講演会が「21世紀の歯科医療を勝ち抜くために」をテーマにて開催され、多数の歯科医療関係者が参集した。

 6日はまず、研修会のインストラクターら5名による講演が行われ、CO2レーザーの有効性や、エムドゲインを用いた再生療法、Cytoplastを用いたGBR法などの発表がつづいた。その後、藤本浩平氏、西堀雅一氏、二階堂雅彦氏(いずれも東京都開業)と船越氏によるシンポジウム「21世紀の歯科医療を勝ち抜くために」が行われ、米国大学院卒という共通点がある4名により、エビデンスに基づいた治療の重要性や、モチベーションを高め刺激し合える仲間をもつことの大切さなど、フィロソフィーが語られた。 

 7日は、研修会OBによる講演後、前日のシンポジスト4名の特別講演が行われた。藤本氏はインプラント治療の長期経過に影響を及ぼす生物学的要素について、西堀氏は長期経過からの歯牙・インプラントの喪失理由の考察、二階堂氏は自身の原点という重度歯周炎治療への取り組みについてそれぞれ解説がなされた。

 最後に登壇した船越氏は「歯科医師人生40年を振り返って」と題して、30年近くに及ぶ長期症例を数多く提示。また、GTR法、エムドゲイン療法、PRP法など氏が学び実践してきた治療法について臨床例とともに解説がなされ、時代の変遷とともに新しい知識・手技を研鑽すべきであるとした。

 なお、来る5月29日(土)、30日(日)には、船越歯周病学研修会30周年記念講演会が、研修会の地元・福岡にて開催される予定。