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2008年11月24日

「ノリタケデンタルサプライ設立10周年記念講演会」開催

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 さる11月24日(月)、ウェスティンナゴヤキャッスル(愛知県)にて「ノリタケデンタルサプライ設立10周年記念講演会」(ノリタケデンタルサプライ主催、坂清子代表取締役社長、以下、ノリタケ社)が開催され、650名あまりを集める盛会となった。本講演会は、ノリタケブランドの歯科材料を販売する同社が設立 10周年を迎えたことを機に、ノリタケ社の材料を使用しつつ最前線で活躍する歯科医師・歯科技工士を演者に迎えて行われたもの。以下に、演題および演者を示す。

(1)「Fusion with Nature ノリタケとの20年」(青嶋 仁氏、ペルーラAOSHIMA)
(2)「プレスかビルドアップか〜その選択基準について」(山田和伸氏、カナレテクニカルセンター)
(3)「審美性を向上させるためのカタナコーピングの処理について」(吉田明彦氏、米国・Gnatos Dental Studio)
(4)「審美治療の臨床的基準」(山崎長郎氏、東京都開業)
(5)「The Ceramic in Esthetic Dentistry」(Dr. Markus B. Blatz、Mr. Michael Bergler,CDT、いずれもペンシルバニア大)
(6)「Case Study」(峯崎稔久氏〔カナレテクニカルセンター〕、後藤博樹氏、〔米国・Sheets & Paquette Dental Practice〕、徳冨博和氏、〔米国・Cusp Dental Research〕、林 直樹氏〔米国・Ultimate Styles Dental Laboratory〕)

 いずれの演題でも現代の修復治療における最新の材料や考え方が示されたが、とくに注目を浴びていたのは(6)の「Case Study」であった。本演題は、吉木邦男氏(愛知県開業)が提供した症例(上顎両側中切歯にオールセラミッククラウン、上顎両側側切歯にポーセレンラミネートベニアが計画され、支台歯形成が行われたもの)に対して日米で活躍する若手日本人技工士4名がそれぞれのアプローチで臨むもの。いずれの演者も症例を的確に分析し、患者の要望を受け入れつつも色調や形態にそれぞれの考え方が反映されており、非常に興味深い内容となっていた。講演後には青嶋氏および山本 眞氏(M.YAMAMOTO CERAMIST’S INC.)による講評も聞かれ、場内は非常な盛り上がりを見せていた。