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2010年7月10日

「にしむら塾」オープンセミナー開催

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 さる7月10日(土)から11日(日)にかけ、松風東京支社(東京都)において、「にしむら塾」(西村好美主宰、デンタルクリエーションアート)オープンセミナーが開催された。本セミナーは、歯科技工士として開業するかたわら多数の講演・執筆を行い、かつ歯科衛生士の資格をもつことでも著名な西村好美氏が2000年から開催しているもの。今回はその10周年を記念し、オープンセミナーとして広く聴講者を募った。会場には70名あまりの参加者が参集し、盛況となった。

 2日間、延べ12時間以上にわたった西村氏の講演内容は、(1)氏のこれまでの学び・出会いの歴史、(2)補綴治療の目的、(3)補綴治療を成功させるための基本的要件、(4)基礎資料収集の重要性、(5)天然歯形態に学ぶことの重要性、(6)歯周組織の構造・状態を知ったうえでの技工作業の重要性、(7)プロビジョナルレストレーションの意義、(8)機能に立脚した審美修復のための考え方、(9)咬合と構造力学の重要性、(10)Longevity(予知性)を確保するためのメインテナンスの重要性、など非常に多岐にわたった。しかしながら、すべてに共通するコンセプトは「自然に学び、科学的な基準をもとに歯科技工を行うことのたいせつさ」「歯科技工士といえども、生体、そして患者個人のことを考えることのたいせつさ」そして、「多くの師や文献に学び、それぞれをたいせつにすること」にあることが理解できるセミナーとなっていた。