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2010年7月12日

西村まさみ氏、約10万票を獲得し、参院選初当選の栄に浴す

日歯連盟、西村氏当選報告会・記者会見を開催

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 7月11日(日)、第22回参議院議員選挙の投開票が行われ、民主党公認の比例代表候補である西村正美氏(東京都開業)が約10万票を獲得し、初当選を果たした。

 翌12日(月)には、歯科医師会館において日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟、堤 直文会長)による当選報告会ならびに記者会見が開催され、会場には民主党の水野智彦氏(衆議院議員)や大久保満男氏(日本歯科医師会会長)、日歯連盟役員のほか、西村氏を支援した多数の歯科医療関係者が参集し、喜びを分かち合った。

 冒頭の挨拶で堤会長は、政権交代にともなう組織内候補の擁立断念や支援方法の変更などから、会員への周知不足が露呈する厳しい選挙戦であったことを振り返りつつも、「今回の結果は、歯科ファミリーという1つのまとまりを迎えるきっかけになったのではないか」と日本歯科技工士会や日本歯科衛生士会など、歯科関係団体の支援に感謝の意を示した。

 西村氏は安堵の表情を浮かべながら今回の選挙を振り返り、「ご支援いただいた1人1人のおかげで当選することができた。これからは歯科医療界全体の底上げと国民への良質な歯科医療を提供するため、また働く女性、母親としての声を代弁するべく、国政の場でしっかりと働かせていただきたい」と笑顔で述べた。

 その後、大久保満男氏、中西茂昭氏(日本歯科技工士会会長)、金澤紀子氏(日本歯科衛生士会会長)、光安一夫氏(日歯大校友会会長)、西村 誠氏(医歯大歯科同窓会会長)らがお祝いの言葉を述べた。

 報告会終了後に開催された記者会見では、高木幹正理事長が、「今後はデータを精査・分析しながらこの結果をどう生かすか議論していきたい」と述べた。また、記者団からの「今回の選挙の勝因について」の質問に対して西村氏は、「今回の選挙は消費税増税が影響した結果となったが、私は歯科医療界を変えたいと訴えてきた思いが会員・関係団体にご理解いただけた結果だと思っている」とした。また、歯科医師出身の国会議員との今後の連携については、「歯科医療・医療全体に関する問題については、与党内だけでなく職域代表である石井みどり氏(自民党参議院議員)にもご指導いただきながら職務をまっとうしていきたい」と述べた。チーム医療の充実と歯科医療の再生を訴える西村氏の今後の活躍に期待が高まる。