さる7月31日（土）、8月1日（日）の両日、静岡新聞ホール（静岡県）において、第28回地域歯科保健研究会（石川　昭実行委員長、浜松市口腔保健医療センター所長）が、約150名の参加のもと盛大に開催された。本会は、地域歯科保健にかかわる多職種が参加し、グループワークや講演を中心に年1回行われる研究会である。今年は、「みんなで新しい歯科保健事業を企画しよう」をテーマに、2講演のほか、2題のグループワークが行われた。

　グループワークでは、住民に必要とされる歯科保健事業を模索するため、昨年より注目を浴びる事業仕分けになぞらえた取り組みが行われた。事業仕分けによって「不要」と判定されないために、また効果ある歯科保健事業を実施するために、さまざまな立場からの意見交換がなされた。

　講演では、岩田真紀代氏（厚生労働省医政局歯科保健課歯科衛生係員）による「歯科保健医療の動向」、大久保満男氏（日本歯科医師会会長）による「歯科医師会から地域歯科保健に期待すること」が行われた。