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2010年8月29日

(社)日本口腔インプラント学会関東・甲信越支部 平成22年度学術シンポジウム開催

天然歯の保存を考える―インプラントは天然歯を超えられるか―をテーマに

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 さる8月29日(日)、東京国際フォーラムにおいて、「平成22年度(社)日本口腔インプラント学会関東・甲信越支部学術シンポジウム」(相浦洲吉大会長・支部長)が約400名の参加者を集め、開催された。

 午前のセッション1「天然歯の保存を考える」では、コーディネーターを小森規雄氏(日大歯学部歯科保存学2)、高森 等氏(日歯大生命歯学部インプラント診療センター)が務め、金田 隆氏(日大松戸歯学部放射線学)が「天然歯および骨の臨床的画像診断:CT、MRIによる顎骨の正常および加齢変化の画像診断」、須田英明氏(医歯大大学院医歯学総合研究科歯髄生物学)が「より効果的な歯内療法とその臨床的有用性」、新井 高氏(鶴見大歯学部歯科保存学第二)が「天然歯における歯周治療の現状」、大久保力廣氏(鶴見大学歯学部歯科補綴学第一)が「パーシャルデンチャーの天然歯への有用性」、塩田 真氏(医歯大大学院医歯学総合研究科インプラント・口腔再生医学)が「天然歯における補綴とインプラント上部構造の相違点」と題し、それぞれ講演を行った。

 午後のセッション2「インプラントは天然歯を超えられるか」では、コーディネーターを渡邉文彦氏(日歯大新潟生命歯学部歯科補綴学第2)、小田 茂氏(医歯大大学院医歯学総合研究科歯周病学)が務め、榎本紘昭氏(新潟県開業)が「インプラントは第一選択肢なのか?」、加藤仁夫氏(日大松戸歯学部口腔顎顔面インプラント学)が「インプラントの成功条件とは?」、尾関雅彦氏(昭和大歯学部歯科補綴科)が「種々な欠損に対するインプラントアプローチ」、田中譲治氏(千葉県開業)が「インプラントを用いた無歯顎へのアプローチ」と題し、それぞれ講演を行った。

 午前・午後の終わりには、それぞれディスカッションが長時間行われ、天然歯・インプラントを個々で考えるのではなく、一口腔単位で両者の共存を長期的に考えることの必要性について話し合われた。