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2010年10月27日

日歯、「都道府県歯科医師会男女共同参画推進検討会議」を開催

「女性歯科医師の活動を取り巻く諸問題への対応」が答申される

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 さる10月27日(水)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による「都道府県歯科医師会男女共同参画推進検討会議」(女性歯科医師の活動に関する検討委員会、倉治ななえ委員長)が開催された。

 会場では大久保会長、石井みどり氏(参議院議員)、西村まさみ氏(参議院議員)の挨拶後、さる6月に日歯「女性歯科医師の活動に関する検討委員会」がまとめた「歯科医師会における男女共同参画等に関するモデル意識調査報告書」ならびに同日提出した答申書をもとに、倉治ななえ氏(女性歯科医師の活動に関する検討委員会委員長)による報告が行われた。

 引き続き、岡島敦子氏(内閣府男女共同参画局長)による「男女共同参画社会の構築に向けて」と題する講演が行われた。岡島氏は男女共同参画に関する日本と諸外国の国際比較など、多数の資料を供覧し、今後の課題や展望について解説した。

 その後、岩手県、埼玉県、岐阜県、神奈川県、福岡県の各歯科医師会担当者より、女性会員等の活動支援と入会促進についてのケースプレゼンテーションが行われた。

 最後に行われたパネルディスカッションでは、歯科医師会事業における男女共同参画推進について、今後の女性歯科医師のさらなる活動支援や、入会促進などについて積極的な意見交換が行われた。大久保会長は、「男性、女性それぞれの視点から国民のための歯科医療に協力していただける会ができれば日歯はたいへん強い組織となる」と総括した。

 日歯が組織力向上のための女性会員入会に期待していることは明らかだが、答申書でまとめられているように、ゆとりある就業体制を構築する環境整備の方が入会金などの会費負担を減少させるよりも急務ではないかと思われる。