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2010年11月21日

ITIトリートメントガイドVol.4セミナー東京開催

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 さる11月21日(日)、東京ステーションコンファレンス(東京都)において、ITIトリートメントガイドVol.4セミナー東京が開催された(ITI Section Japan主催、ストローマン・ジャパン株式会社運営)。会場には250名を超える参加者が集まった。

 はじめに勝山英明氏(ITI教育監事、理事)より、本セミナーにあわせて出版された『ITI Treatment Guide Volume 4』(クインテッセンス出版刊)の概要が述べられた。本書は2008年のITIコンセンサスをまとめ、上下顎無歯顎の荷重様式のエビデンス、補綴デザインを図表で視覚的に参照できる。

 また勝山氏は、ITIは商業的要素を廃しつつ、そのメンバー数を増しており、Academy of Osseointegration、European Association for Osseointegrationを上回る規模(8,000名超)となっていると述べ、きたる2011年7月30日より開かれるITI Congress Japan 2011(会場:パシフィコ横浜)が、グローバルな学術団体が主体となった生涯教育のためのイベントとなるとした。

 続いて、福岡幸伸氏(三重県開業)、林 秀一氏(奈良県開業)が、ITI Treatment Guide Volume 4にまとめられたコンセンサスと症例分類を考慮した実際の治療をケースプレゼンテーションにて解説した。

 また、中田光太郎氏(京都府開業)より、10年の長期研究による検証が行われているSLA表面の優位性が述べられるとともに、過去にインプラント治療を実施した症例を提示しながら、埋入以降生じうる問題について言及された。その後の会場では、実際の臨床に直結する講演内容に対し、活発な質疑応答が交わされた。

 最後に田岡隆玖氏(ITI Section Japanアドミニストレーター)より、ITI Congress Japan 2011詳細についての説明が行われ、締めくくられた。