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2010年11月28日

東京歯科大学歯科衛生士専門学校同窓会卒後研修セミナー開催

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 さる11月28日(日)、東京歯科大学千葉校舎(千葉県)において、東京歯科大学歯科衛生士専門学校同窓会(中井麗子会長)卒後研修セミナーが開催され、歯科衛生士64名が参集した。今回は「歯周病を細菌学から考え・臨床へ活かすために」をテーマに、石原和幸氏(東歯大細菌学講座教授)と渋川義宏氏(同大歯周病学講座准教授)による講演が行われた。

 中井会長による挨拶で開会した本セミナーは、まず午前中に石原氏が「バイオフィルムの生態とその病原性」と題し、登壇。氏はバイオフィルムとは何か、バイオフィルム中の細菌種の変化が歯周炎にどのように関わるのか、歯周病はどのように人体に影響を与えるのかについて解説。これらをどのように臨床の処置に反映させるか、抗菌剤との関係にも触れながら言及した。また体の免疫反応をテレビドラマに例えながら自然免疫と獲得免疫の違いや性質の違いについても解説した。

 続いて午後からは、渋川氏が「歯周病と全身疾患 特に糖尿病との関係」「SRPとペリオドンタルデブライドメント 症例から原因を探ろう!」との2つのテーマについて講演した。症例を交えながら、歯周病の定義、歯周病と糖尿病の関係、SRPやデブライドメントの糖尿病に対する影響などを解説した。

 なお、このセミナーは日本歯科衛生士会の後援で開催されており、同会の特別研修認定を受けることができる。