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2010年12月11日

九州インプラント研究会 25周年記念学術講演会

故・添島義和氏の遺志を継ぎ、粛然かつ盛大に開催

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 さる12月11日(土)、12日(日)の両日、崇城大学市民ホール(熊本県)において、九州インプラント研究会(伊東隆利会長)による25周年記念学術講演会が、「Back to the Basics & Challenges for the Future Part II―九州インプラント研究会25周年における検証と新たな発信―」をテーマに約450名以上の参加者を集め、盛大に開催された。 以下にメインホールにて行われた講演、セッションを示す。

 1日目は、まず伊東会長が開会に際し、長年にわたって本研究会を牽引してきた故・添島義和氏への哀悼の意を表するとともに、会の足跡、今後の展望について語った。次に「添島義和先生 追悼講演」が行われ、松井孝道氏(宮崎県開業)、飯島俊一氏(千葉県開業)、伊東隆利会長(熊本県開業)が登壇した。

 続いては、セッション1「上顎における骨増生」において、竹田博文氏(熊本県開業)、白鳥清人氏(静岡県開業)、児玉利朗氏(鹿児島県開業)がそれぞれ講演し、座長の香月 武氏(佐賀医科大名誉教授)が総括を行った。セッション2「上顎洞へのアプローチ」においては、座長の松浦正朗氏(福歯大教授)、伊東会長、森永 太氏(佐賀県開業)、添島義樹氏(熊本県開業)がそれぞれ講演を行った。セッション3「上顎における補綴設計、審美―咬合力診断と補綴設計―」においては、田中秀樹氏(福岡県開業)、飯島氏、土屋直行氏(大分県開業)がそれぞれ講演し、座長の松下恭之氏(九大准教授)が総括を行った。

 2日目は、セッション4「合併症」において、松井氏、重原 聡氏(神奈川県開業)、竹下文隆氏(福岡県開業)がそれぞれ講演し、座長の澤瀬 隆氏(長崎大教授)が総括を行った。セッション5「天然歯との共存」においては、堀川 正氏(熊本県開業)、阿部成善氏(大分県開業)、武田孝之氏(東京都開業)がそれぞれ講演し、座長の和泉雄一氏(医歯大教授)が総括を行った。

 最後は、小宮山彌太郎氏(東京都開業)が登壇し、Braenemark氏が提唱した当初のプロトコールが遵守されず、不適切な治療が増加しつつあるインプラント治療の現状に警鐘を鳴らした。そして、今後の本研究会への大きな期待を述べ、盛況となった本講演会を締めくくった。