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2011年3月10日

日歯、第167回代議員会を開催

大久保会長の3選を承認

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 さる3月10日(木)、11日(金)の両日、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による第167回代議員会が開催された。

 開会後、大久保会長は挨拶のなかで社会保障と税の一体化について言及。消費税の社会保障目的税化が議論の焦点になっていくとの認識を示すなかで、社会保障を抑制せざるえない話が出てきていることについて危惧しているとし、小泉政権時のような医療現場が疲弊したような道を歩んではならないとした。また、歯科に対する期待が高まっていることについても触れ、「社会からの歯科医療に対する期待に応えられるかが、日本の歯科医療再生の正念場だ」と述べた。

 引き続き、石井みどり氏(参議院議員)、大久保潔重氏(参議院議員)、川口 浩氏(衆議院議員)、水野智彦氏(衆議院議員)、堤 直文氏(日本歯科医師連盟会長)による来賓挨拶が行われた。

 その後、村上恵一専務理事より一般会務報告、渡辺三雄常務理事より社会保険関係報告、山崎芳昭常務理事より会計現況報告が行われた。議事については、「第1号議案 平成22年度収支補正予算」「第2号議案 平成23年度事業計画」など、上程された8議案はいずれも原案どおり可決された。また、「第8号議案 役員選挙」では、大久保現会長の当選が正式に承認された。

 会場では2日間にわたり、地区代表質問7題、個人質問35題が行われ、歯科界を取り巻く課題について熱心な質疑応答が行われた。また、2日目に行われた協議では、公益法人制度改革にともなう新法人への移行や、福祉共済制度について多くの時間が割かれ、担当理事から説明がなされた。