さる4月1日（金）、日本歯科技工士会館において、日本歯科技工士会（以下、日技、古橋博美会長）による記者会見が開催された。

　新執行部として初会見に臨んだ古橋会長は就任挨拶のなかで、公益法人への移行、歯科技工士全国統一試験の実現、歯科技工士の位置づけなどの諸問題について取り組んでいくと述べた。東日本大震災による会員の被害状況については、死亡者は現時点では出ておらず、3月20日の調査では岩手県6名、宮城県4名、福島県3名が被災しているとのこと。

　また、さる3月の代議員会で上程した平成23年度事業計画などが否決される主な原因となった公益法人の移行に関するニチギデータセンターについて言及。「否決されたわけであるから、見直しをせざるを得ない」と述べ、きたる6月に開催される臨時代議員会での成立を目指す意向を示した。

　なお、きたる6月の臨時代議員会までの3か月間は、暫定予算で会務を運営していくとのこと。

以下に、新役員と主な業務を示す。
副会長：杉岡範明氏（機構改革）
副会長：伊集院正俊氏（情報管理）
副会長：吉田比呂志氏（学術・学会）
専務理事：大西清支氏（総括）
常務理事：衛藤勝也氏（主管・広報）
常務理事：平尾　豊氏（総務・財務）
常務理事：時見高志氏（歯科技工管理）
常務理事：西澤隆廣氏（組織・福祉共済）
理事：岩澤　毅氏（総務・企画）
理事：宮永　齊氏（調査）
理事：南木康広氏（学術）
理事：上野　博氏（組織）
理事：綾部一則氏（広報）
理事：直塚正昭氏（歯科技工所運営対策）
理事：佐藤幸司氏（歯科技工所管理）
監事：齋藤　保氏
監事：速見　憲氏
相談役：平野良治氏