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2011年5月21日

第24回日本口腔診断学会総会・学術大会開催

「包括的口腔診断」をテーマに

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 さる5月21日(土)、22日(日)の両日、東京医科歯科大学において、第24回日本口腔診断学会総会・学術大会(佐藤泰則大会長、山根源之理事長)が「包括的口腔診断」をテーマに開催された。なお、過去に2回共催し成功を収めている日本口腔粘膜学会とは、開催地の関係で昨年に引き続き別開催となったが、今後も共催の方向性を継続する意味から両学会共通のテーマとして「口腔癌の診断:臨床所見、画像所見、病理所見」が掲げられた。

 初日は、認定委員会、認定医講習会・試験、学術委員会、理事・評議員会などが行われた。2日目は佐藤泰則大会長(防衛医科大学校)の挨拶を皮切りに「診断に関わる基礎」「初診・教育」「症例、診断に関わる基礎」「症例」「症例、画像・病理診断」のセッションに分かれた一般口演50題、元吉和夫氏(防衛医科大学校名誉教授)を招聘しての特別講演「血液疾患診療の進歩と口腔診断」、阿部伸一氏(東歯大)による教育講演1「口腔診断のための高齢者機能解剖学」、山村健介氏(新潟大)による教育講演2「脳科学からみた口腔機能―口腔からの食物摂取の重要性―」、および総会が行われた。

 会場は大きくはなかったが立ち見がでる盛況ぶりで、講演後の質疑応答では活発な意見交換が行われるなど随所に参加者の熱意と熱気が感じられる大会であった。