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2011年6月26日

東京ヘルスケアグループ・スタッフミーティング開催

130余名参加のもと、「メインテナンス」をテーマにSGLを実施

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 さる6月26日(日)、フレンディア(埼玉県)において、東京ヘルスケアグループ(河野正清代表)によるスタッフミーティングが開催された。毎年6月に行われている本会は、昨年に引き続き「メインテナンス」をテーマに、講演、SGL(スモールグループディスカッション)、参加各医院による発表の3つのプログラムが行われた。

 まず田村 恵氏(歯科衛生士、河野歯科医院勤務)による講演「患者が納得する歯周治療の実践」が行われた。田村氏は、来院されている患者さんに行ったアンケートやコミュニケーションの実績を踏まえ、「患者さんは、しっかりとした説明をしてくれる、歯周治療をしてくれる、治してくれる、そしてメインテナンスしてくれる歯科医院を求めている」とし、「患者さんが納得できる歯周治療を実践するためには、それらができる歯科衛生士にならなければならないし、同時に歯科医院自体のシステムが確立しなければならない」とした。

 引き続き行われたSGLは、「患者が納得する歯科治療とはどんなものだと思うか?」「私たちがそのためにできることは何があるのか?」「患者さんに自分達の歯科医院に通い続けてもらうためには、何が必要か?」「自分が患者だったら、どんな時にその医院が嫌になるか?」の4つのテーマで、1グループ7~8名程度でディスカッションが行われた。各グループの代表による結果報告では、相談しながら治療を行う・説明がしっかりしている・時間を守る・清潔感・コミュニケーション能力などが共通するキーワードとして挙げられた。

 参加各医院の発表では、「各歯科医院のメインテナンス率」をテーマに16歯科医院が発表した。ヘルスケア型診療の実践においてメインテナンスはコアコンセプトの1つと言えるが、実際に数値としてメインテナンス率を可視化することで各歯科医院の抱える課題が浮き彫りとなった。なお、このテーマでの発表は本会では初めての試みであり、またヘルスケア型診療に移行して間もない歯科医院も多数参加していることから、今回のメインテナンス算定方法は厳密に設定されておらず、「分母の統一」がなされていなかったことから、発表されたデータの分析や総評などは行われなかった。