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2011年7月3日

がんばろう! 日本 東日本大震災復興応援特別講演会「コ・デンタルプロフェッショナル ―仕事の流儀―」開催

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 さる7月3日(日)、東京医科歯科大学において、講演会「コ・デンタルプロフェッショナル ―仕事の流儀―」が開催された(東京都歯科技工士会〔西澤隆廣会長〕、在京歯技同窓会連絡会〔江上勝二会長〕、東京都歯科衛生士会〔富田基子会長〕共催)。本講演会は、歯科技工士と歯科衛生士の免許を同時に保有している(ダブルライセンス)演者を招き、コ・デンタルスタッフと歯科医師、およびその他スタッフとの連携について考察するために開催されたもの。さらに、このたびの東日本大震災を受けて「東日本大震災復興応援特別講演会」の名称のもと、チャリティ目的でも開催されることとなった。募金箱が設置された会場にはコ・デンタルスタッフはもちろん歯科医師も参集し、盛況となっていた。

 会場ではまず、いずれもダブルライセンスをもつ西村好美氏(デンタルクリエーションアート)と小林明子氏(小林歯科医院)が同時に登壇し、「チームで挑む! 口腔の健康」と題してクロスセッションを行った。その後、小林氏が「補綴物のメインテナンスは治療前から始まっている 患者の気持ち、治る力、そして歯科技工士のコミュニケーション力」、西村氏が「補綴物形態とLongevityを考える ~ラボサイドが押さえておくべきチェアサイドの情報~」と題して単独講演。いずれも患者の口腔の健康、そして歯科疾患のコントロールにおいて重要な力・炎症・感染のコントロールには多角的な視点が必要なことを訴えていた。また、講演の最後には座長の桑田正博氏(愛歯技工専門学校校長)が登壇。メタルセラミックスの開発者のひとりであり、かつ「エマージェンスプロファイル」という用語を提唱するなど補綴物と歯周組織の調和に関してもきわめて造詣の深い桑田氏ならではの含蓄ある司会・解説のもと、閉幕となった。