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2011年7月15日

第30回日本歯科医学教育学会総会・学術大会および記念大会開催

30周年記念式典も盛大に行われる

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 さる7月15日(金)から17日(日)の3日間、日本歯科大学生命歯学部本館・100周年記念館(東京都)において、第30回日本歯科医学教育学会総会・学術大会および記念大会(住友雅人大会長、俣木志朗理事長)が「日本歯科医学教育学会・・・それぞれの想い―今日から明日へ―」のテーマのもと開催され、635名が参加した。

 2日目には、日本歯科医学教育学会30周年記念式典が行われ、関連学会の理事長など関係者が多数出席。来賓として、江藤一洋氏(日本歯科医学会会長)、新木一弘氏(文部科学省高等教育局医学教育課長)が祝辞を述べた。

 その後に行われた30周年記念講演1では、齋藤宣彦氏(日歯大客員教授)が「歯科医学教育から学んだこと」と題して登壇。現在、全国で80校ある大学医学部、医科大学で口腔内病変と全身疾患との関係についてほとんど教えられていない現状を述べたうえで、「全人的医療」のためには全「医療人」教育が必要であるとし、医師、歯科医師、歯科衛生士、看護師、薬剤師、栄養士などの多職種連携の基盤として、医療人として共通の知識・技能・態度を学ぶ必要性を示唆した。

 つづいて、30周年記念講演2として久世香澄氏(ボストン大准教授)が「日本を歯科医学教育・研究・研修のメッカとするには」と題して登壇。米国で教鞭をとる立場から、米国と日本との環境や教育の違いを示したうえで、世界トップレベルの日本の歯科教育を世界に示すためにクリアすべき課題を提示。なかでも広報手段が重要であるとした。

 そのほか、シンポジウム、口演発表、ポスター発表、記念コンサートなどが行われ、盛会裏に終了した。