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2011年8月27日

WDC関西支部発足記念総会盛大に開催

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 さる8月27日(土)、28日(日)の2日間、日本メディカルマテリアル(株)(大阪府)において、WDC(女性歯科医師の会)関西支部発足記念総会が開催され、71名が参集した。WDCは患者さんのために歯科技術の研鑚を行い、全国的な女性歯科医師のネットワークづくり、情報の共有化や後進の育成、臨床レベルの向上、そして将来的には、女性歯科医師だからこそ携われる社会活動へも積極的に取り組むということを目的に、林 美穂氏(福岡県開業)を会長とする2009年4月に設立された気鋭のグループ。これまで東日本支部会(天川由美子会長、東京都開業)、西日本支部会(吉村理恵会長、福岡県開業)から成り立っていたが、このほど関西支部会(中家麻里会長、大阪府開業)が発足した。

 初日は、総会の後、会員発表が行われ、高田尚美氏(東京都開業)、高森志帆氏(佐賀県勤務)、小宮あゆみ氏(千葉県開業)、大久保恵子氏(京都府開業)が、インプラントを用いた部分矯正、分割抜歯、CRを用いたインダイレクトベニア、重度歯周病治療の全顎ケースについて、それぞれ患者と真摯に向き合った臨床ケースの提示を行った。そして、講演ごとのディスカッションも積極的な発言が相次いだ。

 2日目は、中村公雄氏、小野善弘氏(ともにJIADS)が登壇。中村氏は「補綴治療結果に永続性を求めるために治療の質を高める努力をしよう」と題し、補綴治療の手順から咬合まで丁寧に解説。補綴物は機能・審美・清掃性の3つがポイントとしながらも、とくに長期予後を得るためには、清掃性が重要であることを認識してほしいと力説した。また、小野氏は、天然歯保存の重要性を示しながら、長期ケースとともに歯周治療の考え方について解説を行った。