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2011年9月23日

第1回クインテッセンス論文奨励賞が決定

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 クインテッセンス出版株式会社(東京都、佐々木一高代表取締役)は4月、わが国においてすぐれた臨床・研究を行っている歯科医療者を支援し、日本全国および全世界に発信する試みとして「クインテッセンス論文奨励賞」を設立した。

 多数の論文が応募されるなか、さる9月23日(金)に開催された選考委員会における厳正な審査の結果、最優秀論文賞は古橋明大氏(九大大学院歯学研究院インプラント・義歯補綴学分野)の「インプラントアバットメント材料としてのジルコニアに対する上皮性付着および生物学的幅径の形成」に決定した。また、優秀論文賞は宮新美智世氏(医歯大大学院医歯学総合研究科口腔機能再建学系口腔機能発育学講座小児歯科学分野・助教)、審査委員特別賞は片桐 渉氏(名古屋大大学院医学系研究科頭頸部・感覚器外科学講座顎顔面外科学・助教)に決定した。

 これら受賞論文は、『別冊 the Quintessence YEAR BOOK 2012』(小社刊)およびQuintessence Publishing Co, Inc.発行の海外英文雑誌のいずれかに掲載予定である。
 同賞の授与式は、きたる11月12日(土)、パシフィコ横浜(神奈川県)において開催される第1回インプラント・CAD/CAMミーティングにおいて行われる。

 なお、第2回クインテッセンス論文奨励賞は、基礎部門と臨床部門それぞれにおいて優秀な論文を選考することが決定した。原稿締切は、2012年6月11日(当日消印有効)。詳細については、決まり次第、後日弊社HPまたは各雑誌にて報告とのこと。以下に受賞者の論文テーマおよびコメントを示す。

最優秀論文賞:「インプラントアバットメント材料としてのジルコニアに対する上皮性付着および生物学的幅径の形成」(古橋氏)



この度は第1回クインテッセンス論文奨励賞の最優秀論文賞に選出していただき、大変光栄に思っております。また、鮎川保則講師をはじめ、本研究に多くのご助言、ご指導をいただいた諸先生方に心より感謝いたしします。

優秀論文賞:「外傷による脱落乳歯の再植法に関する臨床的評価」(宮新氏)



乳歯外傷歯の治療は欧米では避けられますが、日本人の子ども観と歯を守る熱意に支えられて今があります。先輩方の研究班への温かいご指導に感謝し、敬愛する後輩たちとこの誉を分かち合いたいと思います。

審査員特別賞:「幹細胞培養上清由来成長因子による細胞移植を伴わない新規骨再生医療」(片桐氏)



記念すべき第1回の本賞を受賞でき大変光栄です。本法は内在性幹細胞を用いた「再生医療のドグマチェンジ」とも言える新しいコンセプトの骨再生医療です。今後新たな日本発の技術として発信すべく努力していきます。