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2011年10月9日

ITX インプラントサミット2011開催

「これまでのインプラント~これからのインプラント」をメインテーマに

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 さる10月9日(土)、10日(日)の両日、グランドプリンスホテル新高輪(東京都)において、ITXインプラントサミット2011(株式会社インプラテックス主催)が、参加者約1,000名を集め盛大に開催された。

 1日目の特別講演に登壇したMaurice Salama氏(米国開業)は、症例を供覧しながら、新たに製品化されたZimmer One Piece Implant(ZOP)の特長について解説した。続いては、小坪義博氏(福岡県開業)が高齢者に対する機能性・審美性を考慮したオーバーデンチャー治療について、藤関雅嗣氏(東京都開業)が各種インプラント補綴やオーバーデンチャーを応用する際の考慮点、特に患者の欠損歯列の診断について解説した。また午後からは、椎貝達夫氏(東京都・栃木県開業)がインプラントの埋入トルク値と初期固定、骨密度の関係、インプラント埋入に先立って骨を拡大し骨密度を改善できる器具であるT'sボーンスプレッディングの有効性について、古賀剛人氏(千葉県開業)が、インプラント治療のリスクファクター、安全な手術を行うために身に付けるべき解剖学的知識や技術について解説した。

 2日目は、三好敬三氏(東京都開業)が歯槽頂から上顎洞粘膜の剥離・挙上を行う手法(バーティカルアプローチ)について、白鳥清人氏(静岡県開業)がピエゾサージェリーを応用したブロック骨移植とバーティカルアプローチについて、内山徹哉氏(東京都開業)が上下顎にインプラント治療を行った症例を供覧しながら包括歯科診療について解説した。また午後からは、Philippe Russe氏(フランス開業)がZOPの有効性について、申 基喆氏(明海大教授)が歯周病患者に対するインプラント治療、インプラント周囲炎の予防法・対処法について解説した。

 なお、併せて開催されたワークショップ、技工教育セミナー、アシスタント教育セミナーにも多数の参加者が訪れるなど、終始盛況のサミットとなった。