Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2011年10月16日

第26回日本小児歯科学会関東地方会大会・総会開催

「見つめよう!子どもたちとの関わり―わたしたちのフィールドワーク―」をテーマに

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる10月16日(日)、ホテルニューオータニ幕張(千葉県)において、第26回日本小児歯科学会関東地方会大会・総会(鏡 宣昭大会長、谷 博司準備委員長)が「見つめよう!子どもたちとの関わり―わたしたちのフィールドワーク―」をメインテーマに開催され、約650名が参加し盛会となった。  

 当日は、特別講演、若き研究者の集い、歯科衛生士セミナー、ワークショップ、専門医・認定医更新ケースプレゼンテーション、ポスター発表などが行われた。

 特別講演では、西牟田敏之氏(国立病院機構下志津病院、千葉県小児科医会会長)が「小児医療の連携と地域活動」と題し、小児をめぐる現状をデータとともに概観。安心して子ども産み、育てられる社会を実現する必要性を説くとともに、小児科と小児歯科の学会共催による講演会・講習会の定例開催について提案した。

 歯科衛生士セミナーでは、白田千代子氏(医歯大講師)が「被災地で歯科衛生士ができることを考える―視察と病院のボランティア活動を通して―」と題し、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市や石巻市での活動を通してみえた課題を報告した。

 ワークショップは、「乳幼児健診活動」「乳幼児保健に関する地域連携と活動」「学校歯科保健活動」の3グループに分かれて実施。なかでもグループ2「乳幼児保健に関する地域連携と活動」では佐藤好範氏(千葉県小児科医会副会長)の提言のもと4氏が講演。田中英一氏(東京都開業)は、小児科と小児歯科の「顔の見えるつながり」を構築する重要性をとくに強調した。