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2011年10月20日

第135回日本歯科保存学会2011年度秋期学術大会開催

「歯科保存学の現在を知り未来を探る」をテーマに

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 さる10月20日(木)、21日(金)の両日、大阪国際交流センター(大阪市)において、第135回日本歯科保存学会総会・学術大会(村上伸也大会長、勝海一郎理事長)が開催された。歯周病のサイトカイン療法の研究で著名な村上伸也氏(阪大大学院歯学研究科教授)が今回の大会長であることから、歯周治療関連のシンポジウム・講演などがとくに充実していた。

 なかでもシンポジウム1「バイオフィルム見聞録」の「プラークからバイオフィルムへ」(恵比須繁之氏、阪大大学院歯学研究科教授)、「バイオフィルムの病原性とその対策」(三宅洋一郎氏、徳島大大学院ヘルスバイオサイエンス研究部教授)、「地球環境から見たバイオフィルムの効用」(森川正章氏、北海道大学大学院地球環境科学研究院教授)のほか、シンポジウム3「次世代『歯周病の科学』の構築」の「プラークを再考する」(前田博史氏、岡山大大学院医歯薬学総合研究科准教授)、「歯周炎と動脈硬化性疾患の関連メカニズムについて」(多部田康一氏、新潟大研究推進機構超域学術院准教授)、「網羅的遺伝子解析が担う歯周病研究の未来」(山田 聡氏、阪大歯学部附属病院口腔治療・歯周科講師)が注目を集めていた。

 修復治療分野では、近年市場に流通し始めたフロアブルレジンの物性の研究発表、知覚過敏抑制剤の研究発表などが目立った。