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トピックス


2008年7月5日

JMM Colloquium in 2008

チーム医療をテーマに盛大に開催

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 さる7月5日(土)、6日(日)、東京ビックサイトにて、「JMM Colloquium in 2008」(日本メディカルマテリアル株式会社主催)が「インプラント環境を考える―インプラントのチーム医療を目指して―」をテーマに、710名(歯科医師500名、歯科衛生士160名、歯科技工士50名)の参加者を集め、盛大に開催された。
 1日目の特別講演では、上田 実氏(名大大学院教授)が「再生医療とインプラントへの適応拡大―幹細胞の力―」をテーマに登壇。幹細胞を用いた再生医療により、インプラント治療のための低侵襲な骨再生および顔貌の回復(美容)が可能なことを、実際の症例にて提示した。
 2日目の特別講演では、Prof. Lin Ye(北京大学)が「インプラント周囲軟組織の機能的および審美的回復」をテーマに登壇。軟組織の色、歯頸線、歯間乳頭、付着歯肉などを、いかに天然歯周囲に近づけるかについて、その方法を述べた。
 また、午後の部の特別講演では、弘岡秀明氏(東京都開業)が「歯周治療におけるデンタルインプラントの応用」をテーマに登壇。歯周病患者に対し、術前に歯周治療を行っていれば、インプラント治療は適用できることを症例および文献の考察にて示した。
 本コロキウムの最後を締めくくった基調講演では、水上哲也氏(福岡県開業)が「チーム医療としてインプラント治療を再考する」をテーマに登壇。チーム医療の成功の条件として、共通目標に向かって協働すること、チームを組むことでプラスアルファの効果をもたらすこと、院内においてトップダウンとボトムアップが共存することの3つを挙げた。
 なお、2日目は、歯科衛生士セッション、歯科技工士セッションが併催され、好評を博した。