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2011年12月3日

第23回日本レーザー歯学会総会・学術大会盛況

「レーザーが開く将来の歯科医療」をテーマに

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 さる12月3日(土)、4日(日)の両日、大阪国際会議場(大阪府)において、第23回日本レーザー歯学会総会・学術大会(神原正樹大会長、吉田憲司理事長)が「レーザーが開く将来の歯科医療」をテーマに盛大に開催された。

 本学術大会では、特別講演「歯科領域における光医学の発展について」(石川 烈氏、医歯大名誉教授)、「先端レーザー技術が創成する新しい医学と歯学」(菊地 眞氏、防衛医大教授)の2題、シンポジウム「口腔粘膜疾患への光診断の応用」、「う蝕へのレーザーの応用」、「歯周治療におけるレーザーの応用 up-to-date」の3題のほか、一般口演13題、認定医講習会、ポスター発表21題、安全講習会および企業展示が行われた。

 石川氏の特別講演が物語るように、レーザー治療の領域は大きく膨らみつつある。すなわち、PDT(光線力学療法)やOCT(光干渉断層画像診断法)の登場が示すように、レーザーというよりも光そのものの効果を治療に応用するという概念に変わってきている。もちろん、シンポジウムのように治療領域別の研究、発表は従来どおりなされていくものと思われるが、欧米のように光(光線)による医療の枠組みのなかに、レーザー治療も淘汰されていくのかもしれない。今後の学会の動向が注目される。