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2011年12月4日

第8回歯水会発表会が盛大に開催

「根分岐部病変―治療成功への分かれ道―」をテーマに800名超が参加

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 さる12月4日(日)、福岡銀行本店地下大ホール(福岡県)において、第8回歯水会発表会(小山浩一郎会長)が「根分岐部病変―治療成功への分かれ道―」をテーマに開催され、歯科医師、歯科衛生士ら800名超が参加し、立ち見がでるほどの盛会となった。

 本発表会開催にあたり、会員らが根分岐部病変に関してまとめた「文献資料集」が抄録とともに配布され、聴講者が講演と文献資料集をみながら学ぶという試みも注目を集めた。

 当日は、第1部「根分岐部病変の発生と基礎」(原 宜興氏・長崎大教授、荒木秀文氏、吉松繁人氏・福岡県開業)、第2部「根分岐部病変の切除療法」(馬場正英氏、雑賀伸一氏、村川達也氏・福岡県開業、土肥博幸氏、小山浩一郎氏・長崎県開業)、招待講演「歯周組織破壊と咬合」(原氏)、第3部「根分岐部病変の再生療法」(泥谷高博氏、葛西秀夫氏、平井友成氏・福岡県開業、金成雅彦氏・山口県開業、林 美穂氏・福岡県開業)、第4部「根分岐部病変の治療戦略」(徳永哲彦氏、水上哲也氏・福岡県開業)の構成で講演が行われた。

 なかでも、総括として最後に登壇した水上氏は、根分岐部病変におけるさまざまなリスク因子を考慮し、長期視野に立った治療戦略が重要であるとまとめた。

 聴講者らは1日を通し、根分岐部の解剖学的特徴から、病変の発生原因や進行、実際の治療について、エビデンスに基づいた根分岐部病変への対応法を学ぶことができる貴重な機会となった。