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2011年12月10日

第18回JIADS総会・学術大会が盛大に開催

「Longevityを考慮した審美歯科治療」をテーマに

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 さる12月10日(土)、11日(日)の両日、日本歯科大学富士見ホールおよび九段ホール(東京都)において、第18回JIADS総会・学術大会(宮本泰和理事長、JIADS CLUB主催)が「Longevityを考慮した審美歯科治療」をテーマに開催され、歯科医師、歯科衛生士ら420名が参集し盛会となった。 

 初日の歯科医師セッションでは、各支部代表による会員発表後、「Longevityを考慮した審美歯科治療」と題し、瀧野裕行氏(京都府開業)、宮前守寛氏、佐々木猛氏(いずれも大阪府開業)が審美領域の歯周治療と補綴治療について、高井康博氏(広島県開業)、宮本理事長(京都府開業)が審美領域のインプラント治療についてそれぞれ講演。各演者とも専門分野の立場からLongevityを獲得するためのポイントを文献と症例を通して解説した。 

 2日目は、「New Leader講演」として、新進気鋭の若手歯科医師5名が登壇。JIADSのコンセプトに基づいた歯科治療の実践についてそれぞれ発表を行った。特別講演「歯周・インプラント治療におけるレーザーの応用」では、山本敦彦氏(大阪府開業)、吉野敏明氏(神奈川県開業)が登壇。各種レーザーの波長特性などを解説後、重度歯周炎やインプラント周囲炎に対するEr:YAGレーザーの有効性について症例を通じて発表がなされた。

 最後に基調講演として、小野善弘氏、中村公雄氏(いずれも貴和会歯科診療所顧問)がそれぞれ登壇。小野氏は、数々の長期症例を提示しながら清掃性の高い口腔内環境を整備することの重要性を説くとともに、若手歯科医師に"信頼できるメンターや先輩をつくろう""自分の仕事にやりがいと誇りをもとう"など熱いメッセージを贈った。

 つづいて中村氏が登壇し、治療のゴールをイメージしながら基本に忠実な診査・診断、治療の各ステップを踏むことの重要性、とくにプロビジョナルレストレーションの精度を高めることの大切さを述べた。

 なお、初日午後には歯科衛生士セッションも開催。JIADS講師の前田早智子氏による基調講演や歯科衛生士による会員発表が行われ、多くの歯科衛生士の姿がみられた。