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2015年4月25日

第17回日本在宅医学会もりおか大会開催

「『生きかた=逝きかた』を支える在宅医療」をテーマに

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 さる4月25日(土)、26日(日)の両日、マリオスならびにアイーナ(岩手県)において、第17回日本在宅医学会大会(木村幸博大会長、前田憲志代表理事)が「『生きかた=逝きかた』を支える在宅医療」をテーマに開催された。東北での全国大会の開催は実に10年ぶりとあって、東北地方の医療・介護従事者も多数参集し、盛況となった。

 2日間にわたり、講演、教育講演、市民公開講座、ワークショップ、シンポジウム、パネルディスカッション、口演発表、ポスター発表、ランチョンセミナーなど、約260題におよぶ多数のプログラムが展開され、熱いディスカッションが展開された。

 会場では、在宅医療・介護連携の現場に役立つ企画が多く散見されるなか、地域包括ケアの実現を見据えた連携体制の構築について、行政、地方自治体、医師会、各種医療関係団体などによる議論が行われた。また、多職種連携を構築していくうえにおいて、日頃から研修会や勉強会などの開催を通じた顔の見える関係づくりの重要性が叫ばれたほか、摂食嚥下リハビリテーションや口腔ケア介助に従事する医師や看護師などの歯科領域に理解のある医療従事者から歯科医療従事者の積極的な参加を求める声も聞かれるなど、終始熱気に包まれた。

 次回の第18回大会(第21回日本在宅ケア学会学術集会・合同大会併催)はきたる2016年7月16日(土)、17日(日)の両日、東京ビックサイト(東京都)において、平原佐斗司大会長(医師・東京ふれあい医療生活協同組合梶原診療所)のもと「在宅医療とケアの原点」をテーマに開催予定。