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2007年6月9日

日本顎咬合学会が第25回学術大会を開催

参加者は過去最多の5,308名に

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 さる6月9日(土)、10(日)の両日、東京国際フォーラムにて第25回日本顎咬合学会学術大会・総会(岩田健男大会会長、渡辺隆史プログラムチェアマン)が開催され、参加者数は2日間で過去最多の5,308名(有料参加者数4,412名、招待者数139名、賛助会員参加者数757名)にのぼった。今回の大会テーマは「BACK TO THE FUTURE―新しいことを始めよう―」。初日の開会式では岩田氏が「今回は先人達の業績を尊重しつつ、再評価して修正を加えるとともに、未来を担う新しい考え方や技術に積極的に取り組もうという、意欲の現れる大会である」と挨拶。その後、養老孟司氏(東京大学名誉教授)が「超バカの壁」と題した基調講演を行った。
 9日は、Dr. Henry Takei(UCLA歯周病学講座教授)が特別講演1「『歯科臨床の夢』過去を整理して未来を考える」を行い、過去の歯科界の動きと臨床の変化、未来の歯科臨床のありかたについて語った。また、今回の大会テーマに基づいたシンポジウムが、歯科医師向け・歯科技工士向け・歯科衛生士向けの3つにわかれて開催され、いずれも好評を博していた。
 10日は、Dr. Charles J. Goodacre(Loma Linda University教授)が特別講演2「補綴治療の潮流」を行い、過去と未来の補綴臨床のありかたについて語った。また、UCLAならびに明海大学との衛星生中継で行われたライブオペには大きな注目が集まり、たくさんの聴衆が大画面に見入っていた。
 展示ホールでは、両日にわたり80題のテーブルクリニックが行われ、終始立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。
 さらに、今回の学術大会では学会員による185題の一般口演、137題のポスター発表も同時に行われ、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士の三位一体が特色である本学会ならではの多彩な演題が並んでいた。