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2009年9月20日

石福金属興業株式会社、新製品発表会を開催

歯科用インプラントシステム「IAT EXA―エグザ―」発売開始

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 さる9月20日(日)、UDX Gallery(東京都)において、歯科用インプラントシステム「IAT EXA―エグザ―」新製品発表会(石福金属興業株式会社主催、古宮隆充代表取締役社長)が開催され、会場には約200名が参集した。

 本製品は、高い骨親和性を実現するワイヤー放電加工による表面性状に加え、プラットホーム・スイッチング機構と独自のツインへクス・テーパー構造により、周囲辺縁骨の吸収抑制と機能圧の分散を可能にしている。

 会場では、まず古宮隆充氏(石福金属興業株式会社代表取締役社長)による挨拶が行われ、その後、宮崎 隆氏(昭和大歯学部長)による「IATインプラントの過去・現在・未来」と題するテーマの基調講演が行われた。宮崎氏は、同製品の開発に携わった歴史を回顧し、マクロからミクロ、そしてナノへと変化したIATインプラントの基礎概念や、IATの特長であるワイヤー放電加工法によるED Surface(放電加工表面)の骨伝導性について概説した。

 引き続き、藤野 茂氏(東京都開業、昭和大歯学部歯科理工学教室兼任講師)による「IAT EXAの開発とその臨床」と題するテーマの講演が行われた。藤野氏は、開業医の立場から開発に携わった基礎および臨床研究のデータを供覧し、インプラント治療の成功率を上げるポイントとして初期固定の獲得、アバットメント結合機構、インフェクションコントロールを挙げた。

 その後、藤原聖裕氏(石福金属興業株式会社インプラント事業チーム)による製品紹介が行われ、製品概要や研修会の開催などの説明もなされた。国産のインプラントメーカーとして、海外戦略も視野入れた今後の動向に期待が高まる。