歯科衛生士 1月
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と感じていませんか?学の夜明け療が専門職としてかかわる口腔ケアの「質」の担保になるからです。 これまで考えられてきた歯周治療は、20代~50代までの成人がほとんどで、それ以上高齢の患者さんに関してはあまり論じられてきませんでした。しかし、8020運動などで自分の歯を残したまま年齢を重ねる人が増えている今、高齢者の歯周治療に私たち歯科医療者は目を向けなければいけません。長年メインテナンスをしてきた患者さんが、加齢や病気、障害で来られなくなったとき、あなたの歯科医院ではどうしますか? 「訪問を専門に行う医療者に任せればいい」と目をつむってしまってよいのでしょうか。歯科医院としての対応を問われる時代が来ています。「老年歯周病学」は、歯周治療をマスターしている歯科衛生士であれば、高齢者特有の知識を学び、基本的口腔リハビリテーションを習得すれば、誰でも始められる口腔ケアの根幹です。本特集カテゴリーでは、1年間を通してこの「老年歯周病学」についてさまざまな切り口からお伝えしていきます。米山武義Takeyoshi Yoneyama米山歯科クリニック歯科医師多くの高齢者が自分の歯を残したままさまざまな健康状態で生活しているP.22はじめに今、歯科医院の周りで頻繁に起きていることに気づいていますか?P.20もはや目をそむけてはいられない、切羽つまっている問題はこれだけある!P.24老年歯周病学のためにおさえておくべきポイントはこれ!P.281012(SUN)この記事がライブで聴ける!日本国際歯科大会19歯科衛生士 Vol.38 January 2014

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