歯科衛生士 5月
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アル30分間という限られた時間でメインテナンスを行うことに対し、日々苦労されている歯科衛生士は多いのではないでしょうか。実際、筆者の講演やセミナーなどの参加者からも、「時間が足りな~い」と嘆く声をよくお聞きします。「メインテナンスの時間がもっとたっぷり取れたら……」と思う気持ちもよくわかります。しかしながら、歯科医院の方針上、30分しか時間が割けないのはやむを得ないことです。また、歯科医院の方針に従うことはそこで勤務する歯科衛生士の義務でもあります。したがって、「時間がないから仕方ない」と諦めるのではなく、決められた時間内に終えるにはどうしたらよいか考える必要があるのです。何かを効率よく進めるためには、ひとつひとつの物事を行う手順を決めたり必要に応じて準備したりすること、つまり段取りをつけることが不可欠です。本稿では、30分間でメインテナンスをこなす「段取りのつけ方」をマニュアル形式でご紹介します。加藤久子 Hisako Katoフリーランス歯科衛生士3030分のメインテナンスの段取り1012(SUN)30分で効果を上げるには、患者さんの協力が不可欠![P.22]スムーズに業務を行うには、事前準備がもっとも重要![P.24]時間配分を決めて、業務をこなそう![P.27]21歯科衛生士 Vol.38 May 2014

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