歯科衛生士 2017年3月
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 短い時間であっても、照明を落とすことで視覚から入る情報量を減らすことができ、寛いでもらえます。間接照明で寛くつろぎの空間を演出次に、患者さんが自院を思い出すのに有効な、“五感”を満たし心地よい環境を整えるくふうを、実際の歯科医院の例を交えながら、見ていきましょう。自院で無理なく取り入れられることを長く続けると、患者さんの安心につながります。PMTC程度ならユニットの照明でも充分施術可能です!最初から照明を落とすのではなく、口腔内診査とそのご説明までは明るい中で行い、PMTCや歯ぐきマッサージなどのメニューを行うときだけ、間接照明にします。SRPなどの拡大鏡を使用するメニューには、間接照明は適しません。明るい中で確実に行いましょう。 “五感”を満たし心地よい環境を整えるくふう(写真提供:土田歯科[石川県])視覚こうざと矯正歯科のメインテナンススペース。間接照明+アロマランプ+ユニットの照明を点灯した状態。長時間の施術ではプラス1Step ホワイトニングなどの長時間の施術では、患者さんが選んだ動画をヘッドマウントディスプレイ(SONY)で視聴してもらうのも効果的。安全確保のために、呼び出しボタンを渡しておきましょう。歯科衛生士 March 2017 vol.4178

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