歯科衛生士 2017年4月
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プラスα特集“赤ちゃんのため” ならできる!でめお埴岡 隆Takashi HANIOKA福岡歯科大学口腔保健学講座教授・歯科医師谷口奈央Nao TANIGUCHI福岡歯科大学口腔保健学講座准教授・歯科医師小島美樹Miki OJIMA梅花女子大学看護保健学部口腔保健学科教授・歯科医師付録連動Illustration:うつみちはる倉治ななえ クラジ歯科医院・歯科医師日頃できないことを可能にする赤ちゃんパワー 2011年厚生労働科学研究調査の「子どもがいる家庭の喫煙率は約50%」という調査結果1)や、2012年のJTおよびエコチルによる「20歳代の妊婦とそのパートナーは、一般集団より喫煙率がそれぞれ2.0倍/2.4倍高い」という調査結果1)から、妊婦とお腹の子が受動喫煙の影響を受けている現状がうかがえます。 しかし、2013年の「健やか親子21」の最終評価によれば、妊娠中の母親の喫煙率は、妊娠前の12.4%から3.4%まで減ることが示されました。この調査からわかるように、妊娠中は、日頃できないことでも「おなかの子どものために」という思いから、行動変容が起きやすい時期であるといえます。吉見逸郎Itsuro YOSHIMI前・国立がん研究センターがん対策情報センターたばこ政策支援部トークに使える受動喫煙にまつわる最新情報“赤ちゃんのため”“お子さんのため”は心に響きやすい調査・研究が示す禁煙指導のビッグチャンス歯科衛生士 April 2017 vol.4184

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