歯科衛生士 2017年6月
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アドバイスIllustration:とみたみはる黒木幸子Sachiko KUROKI矯正・小児ひまわり歯科[宮崎県]管理栄養士柿崎陽介Yosuke KAKIZAKI矯正・小児ひまわり歯科[宮崎県]院長・歯科医師P.48離乳期までの機能の発達を食事指導でサポートしようP.50その子の機能に合ってるかはここを見る食事指導チェックポイントP.5210のシチュエーションで学ぶ 食事指導アドバイス保護者からの情報で課題を見つけた場合P.521.丸飲みする、あまり噛まない、口から食べ物を出すP.542.口いっぱいに詰め込む、喉に詰まらせるP.553.ぜんぜん食べない、少食であるP.564.食べ過ぎるP.565.口に溜めたまま飲み込まないP.576.好き嫌いが多いP.587.食べる時と食べない時の差が激しい口腔内外の状態、食べ方・食べさせ方から課題を見つけた場合P.598.お口ポカン、よだれが出ているP.609.反対咬合、過蓋咬合P.6110.食べさせ方や食材の大きさが不適切P.62写真を記録できるアプリで、食事指導がカンタンに!山田 翔 Sho YAMADA たけのやま歯科[愛知県]・院長・歯科医師ートナビることです。つまり、「患者さんがバランスよく食べられるように口を整えること」を歯科医療の中心に据えるべきです。予防歯科のための方法論がすでに確立されている今、「何をどう食べさせるのか」ということまで考えて患者さんにアドバイスできるかどうかが、小児歯科はもちろん、歯科医療全体にとってこれからの重要なテーマになると考えています。そしてこれが、生活習慣病の予防、オーラルフレイルの予防、ひいては健康寿命の延伸へとつながります。 食の専門家は管理栄養士ですが、管理栄養士は基本的に咀嚼の評価までは行いません。管理栄養士と協働し、栄養バランスまで考慮して「何をどう食べさせるのか」を歯科が考えるべきなのです。今回は、食べることを中心に据えた当院での小児に対する具体的なアプローチについて、管理栄養士と一緒にご紹介します。47歯科衛生士 June 2017 vol.41

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