歯科衛生士 2018年3月
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ドリアンの独特な匂いが街のあちこちに。カンボジア人にはこれがたまらないみたいです。マーケットの日用品屋さんのお姉さんと。こういう顔なじみの店員さんが、「ニャンバイ?」と気にしてくれたりするんです。カンボジアンスマイルは最強!みんな同僚たち。当院の入るVattanac Capital Towerビルはランドマーク的存在。当院の診療室内。日本と変わらない設備が整っています。カンボジアでの暮らしを紹介します食べることがいちばん大切! なカンボジアの人々 カンボジアに来て一番驚いたのは、人と話すときの距離感がとても近いこと。スタッフと一緒にランチを買いに行く時にも肩を組んだり、皆で腕を組んだりしてワイワイと出かけます。初めはとても戸惑いましたが、今思えば、私が異国の地であるカンボジアですんなり馴染め、生活を始めることができたのはこの距離感のおかげかもしれません。 カンボジアの人たちは初対面でもとても親切で、すてきな笑顔で気さくに話しかけてくれます。カンボジア語がわからないこともしばしばですが、なかでもよく聞かれるのが、「ニャンバイ?」(=ごはん食べた?)です。カンボジア人にとって、ごはんを食べることが1日のなかで最大の楽しみであり、生きていくうえで一番大切なこと。もし「食べてない」と返事をすると、自分のご飯を分けてくれようとまでします。相手が知り合いであろうがなかろうが、変わりません。そんな場面に出くわすたび、この国が好きだと思うのです。 カンボジア料理は大好きです! 日本食に近い味の料理がたくさんあります。食べることには不自由はなく、ランチはほとんど毎日、スタッフと一緒にローカルな屋台で買ってきて食べます。大体1ドル~1ドル半と格安です。プノンペンでは日本同様にあらゆる国の料理を食べることができます。もちろん日本食も。現代的でインターナショナルな職場です プノンペン市内にはカンボジア人の経営する歯科医院のほか、日本人歯科医師の経営または駐在している歯科医院が3軒あり、ほかにも中国、韓国、フランス、米国と、さまざまな国のドクターが開業しています。私が勤務しているデンリッシュアジアデンタルクリニックは、医療法人社団 海星会グループ(千葉県)が首都プノンペンに2014年に開院したクリニックです。日本人の歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士のほか、カンボジア人スタッフが7名(歯科医師2名を含む)のチームです。職場の皆は本当に仲が良く、助けられながら毎日楽しく過ごせています。患者さんは、カンボジア人が約40~50%、日本人が約30%、その他フラ年中常夏ですが、カンボジア人は鍋料理が大好き。汗だくになりながらワイワイ皆で食べるのがカンボジア流。地域に溶け込んだローカルな歯科医院。日本のお惣菜を売る屋台もあります!73歯科衛生士 March 2018 vol.42日本とこんなに違う カンボジア歯科事情

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