歯科衛生士 2018年4月
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ンテーション スケーラーはつねに切れ味の良い状態を維持しておかなければならない刃物です。「刃物の切れ味」は数値化することができませんので、自分で正確に判断できるようにしておく必要があります。 切れ味が悪い(ダルな)状態のスケーラーを砥がずに使用すれば、歯石の下にエッジが食い込まずに歯石の上を滑り完全に除去できません。また逆に、必要以上に砥いでしまえば、スケーラーの消耗を早めてしまうことになります。    今日から使える弱点克服のヒント多く寄せられるお悩みについて、初心者と教える側、それぞれにヒントをお伝えします。今回は、スケーラーのシャープニングでのお困りごとについて。 スケーラーの切れ味は、必ずテストスティックを用いて確認します。「テストスティックを使っているけどわからない」という方は、第一シャンクを正しい角度で当てられていない、テストスティックをガリガリ削っている、切れ味を判断する食い込みの感触や音の基準を理解できていないなど、正しい操作や確認のしかたが理解できていない場合があります。そもそも砥ぐ必要がある状態や、どこまで砥げばよいかがわからない。弱点1立場別原因dull ?Where is thecheck point ?正しい操作ができていないゴールとすべき「砥げている状態」がわからない何をチェックすればいいのかがわからないsharp ?35歯科衛生士 April 2018 vol.42

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