歯科衛生士 2018年5月
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TOPIC北折Dの歯科講話ザ ンネ ン演出のプロが教える“今すぐやめたい” illustration: すぎやまえみこ あらかじめお断りしておきます。決して、憎くて言ってるわけじゃないですからね。それどころかぼくは、こんな専門雑誌まで購入して学んで、一生懸命患者さんの幸せを願ってる皆さんのことが、大好きなのです。ホントです。 きちんとがんばってるのに結果が出ない時には、それは「正しい方法ではなかった」と考えるのも大事なのです。平たく言えば、逆に「正しいことをきちんと教える」では、なっっっかなか届かない!!のです。 なのにねえ。目的も見誤ったままそのまんまの道をたどりつつ、ただ「プレゼン術をスキルアップしたい」という人が、めっちゃ多いみたいですから。そして、がんばったばっかりに、むしろ相手の気持ちを遠ざけちゃう「事故」も、ちょくちょく起きてるようですから。歯科講話って、医院に通ってくれていない「シロートさん」たちにはたらきかける、大チャンス!!……なのにねえ。 まあね、正しいと言えば正しいんですよ。でも、「正しいという名の間違い」というのが、世間には山ほどあるんです。 考えてもみてください。たかだか15分や30分、仮に90分あったとしても、アナタの話を1回聴いて、みんながみんな、それをちゃんとできるよーになるんだったら、この世に「オラフレ」なんて、広辞苑にも載ってないような新しい言葉、必要ないじゃないですか。でも! だからこそ、許したくない!! マジメに患者さんのためにとがんばる気持ちが大きいばっかりにやらかしちゃう、残ザンネン念プレゼンが。 てゆーか皆さん、何のためにやってますか、歯科講話?……間違えるんですよねえ。そこから。はじめに歯科(あるいはメインテナンス)の重要性をわかってもらうためやり方(あるいはやるべきこと)をきちんと理解してもらうため結果として、口腔崩壊やオーラルフレイルを防いでもらい、幸せになってもらうため歯科衛生士 May 2018 vol.4268

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