歯科衛生士 2018年10月号
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“細菌叢を変化させる”ことに着目した歯周治療を実践されている辻村 傑先生に、前編(2018年9月号掲載)に引き続き、今月も「マイクロバイオーム時代のSRP」を紹介いただきます。細菌叢のコントロールを目指すために、より精度の高い、低侵襲なSRPを追究するつじむら歯科医院。そのために、さまざまなくふうがなされていました。 (編集部)辻村 傑Suguro TSUJIMURAつじむら歯科医院[神奈川県]院長・歯科医師本吉ひとみHitomi MOTOYOSHIウケデンタルオフィス[東京都]歯科衛生士2特 集時代のSRP現場発! 細菌叢を見据えた これからの歯周治療[後編] 低侵襲なSRPのための   4つのポイント今月号掲載Contents マイクロバイオームを見据えた日常臨床を行えていますか?PART1 歯周病病因論のいまPART2 マイクロバイオームの視点からこれまでの歯周治療を見直してみるPART3 現場発! マイクロバイオーム時代のSRPKey1:最低限の回数で行うKey2:短期集中的に行うP.51Key3:低侵襲に行うP.62知識のアップデートとスキルアップで目指す、これからの歯周治療2018年9月号掲載可能な限り侵襲を与えないSRPを行うために 前編では、低侵襲な非外科的歯周基本治療を実現するためには、最低限の回数で、ある程度短期間に集中してSRPを行うことが、今回のテーマでもある健康層のマイクロバイオーム獲得に有効であることを理解いただけたことと思います。 さらに、SRP自体を低侵襲で行うことが、細菌叢を良好な状態へと導くことへつながります。後編では、低侵襲なSRPのためのポイントをまとめ、本稿で述べた歯周治療を行った症例を紹介します。Illustration:タニグチコウイチ、飛田 敏Mini Report歯科衛生士 October 2018 vol.4250

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