歯科衛生士 2019年2月
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はじめまして! 現在、私は、スイス人の夫と、幼稚園に通う年中の娘、小学4年生の娘とともに、スイスの小さな村に住んでいます。個人の一般開業歯科医院で、週に3日、朝7時から夜5時まで歯科衛生士の仕事も続けています。 子どもの頃に海外に住んでいたこともあり、漠然と、将来は海外で仕事をしたいと思っていました。歯科衛生士学校の面接の時にも「青年海外協力隊として活動したい」と言っていたくらいです。日本で自費診療の歯科医院に3年勤務した後、2001年に英語力スイスの村で暮らすスイスといえばハイキング。小さい頃からいっぱい歩きます。ハイキング中に動物にも会います。アップのためワーキングホリデーへ。実は海が好きでオーストラリアを選んで行ったのですが、そこでスイス人の夫に出会い、2002年の夏、海のないスイスへ行くことになってしまいました。スイスはこんなところです スイスは2018年の世界最高の国ランキングで1位になりました。治安は良く、失業率も低く、お給料も高いが物価も高い。スイスには、月1,200フラン(15万円くらい)出しても、住みやすいアパートなんてあまりないのではと思います。初めて歯科衛生士としての給料を聞いたとき、日本の倍ほどもあるのでびっくりしましたが、食費や健康保険(家族4人で月10万円以上です)などもとにかく高いので、手元にはそこまで残りませんでした。 また、スイスといえばアルプスの少女ハイジを思い浮かべる人もいるかもしれません。スイスに来たばかりの頃は、家の隣の空き地に羊が放牧されていたり、近所で牛や馬をみかける牧歌的な風景が珍しく、よく写真を撮っていました。その度に、夫を含めスイス人に「これも撮るの?」と笑われました。 基本的にスイス人は日本人に似ているように思います。相手のことを考えてものを言ったり、人を傷つけないように遠回しに言ったり、優しい方が多PART1歯科衛生士 February 2019 vol.4380

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