歯科衛生士 2019年5月
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あの大人気連載が満を持して帰ってきました! 歯周病について新たに明らかになってきた情報について、Dr.天野がわかりやすく解説していきます。時代が変われば常識も変わる21世紀の続天野敦雄Atsuo AMANO大阪大学大学院歯学研究科口腔分子免疫制御学講座予防歯科学分野教授・歯科医師Illustration:寺田久美、今崎和広 私たちの体は食べたものでできていますから、何をどう食べるかは体の運命を決める重大事です。健康な口腔(健口)であればこそ、おいしく、楽しく、よく噛んで食べることができます。その結果、よりよく暮らし、よりよく生きることができるのです。これが「口は健康の入口」といわれるゆえんです。歯科医療人の目標は、健口を入口に、より豊かな患者さんの人生を作り上げることです。 では、健口と健康はどのようにつながっているのでしょうか。キーワードは2つ、フレイルと歯周病関連全身疾患です。フレイルと歯周病から健口を守ることが“いい歯科衛生士”の仕事です。口は健康の入口1第5回歯周治療は健康長寿への王道口腔の健康は、全身の健康と切っても切り離せないことは周知の事実です。では、なぜそう言えるのか、専門職として皆さんはきちんと患者さんに情報提供できているでしょうか。今回は、このテーマについて掘り下げて解説していきます。健口だから得られる、豊かな生活や人生食べる(食を楽しむ)暮らす(毎日を楽しく)生きる(健康の維持・増進)歯科衛生士 May 2019 vol.4360

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