歯科衛生士 2019年5月
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ミラー操作姿勢の崩れない一度覚えれば一生もの!コツ レストを置かずにフリーハンドでミラーを使用すると、ミラー像がブレて観察や施術に集中できません。必ずレストを置きましょう。レストは、隣在歯、対合歯、口腔外に薬指や小指で置く場合と、口角にミラーの肢やハンドルで置く場合があります。また、頬側にミラーをセッティングする場合は、ミラーの縁が歯槽部に触れると患者さんに痛みを与えてしまうので注意しましょう。ミラーのレスト隣在歯対合歯口腔外苦手な部位を覚えちゃおう!ミラー視のポジショニングチェックBOOK[プロービング編]正しいポジションのとりかたと、歯科衛生士業務の基本であるプロービング時におけるミラー視のポジショニングのポイントを難しい部位ごとにまとめました。小社ウェブサイトからはPDF版がダウンロードできます。〈付録の作り方〉1線に沿って折る2切込み線に切り込みを入れる3切込みを入れた部分が上になるように横に2つ折りにして、右側と左側を寄せ上から見て十字になるようにする4表紙がいちばん上になるように2つに折るとじ込み&DL付録図1 直視可能部位と死角白は直視で観察できる部分、青はミラー視でないと観察できない部分。ミラーを使うと……クラックラインが確認できる。ミラーを使うと……隣接面う蝕を確認できる。エアーをかけることでミラーの曇りを容易に除去でき、観察しやすくなる。隣接面が唾液でぬれていると見落としがあるほか、術野の確保がとれない。エアーでしっかり乾燥させることで、隣接面に付着している少量のプラークが見える。2POINT乾燥させるミラーの曇りをとるスリーウェイシリンジの併用呼気によるミラーの曇りで、明瞭な観察がしにくい。 チェックの際は、左手にミラー、右手にはスリーウェイシリンジを保持することが基本です。術野にエアーをかけて唾液を飛ばして視野を確保する、ミラーの曇りをエアーで飛ばすなど、スリーウェイシリンジを併用することで細部まで見落としのないフルマウスチェックが行えます。75歯科衛生士 May 2019 vol.43

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