歯科衛生士 2019年7月
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2特 集口腔機能発達不全症“いつもの診療”のアレンジで機能を診るケースでわかるCHECK & DO実践編後はじめての浜野美幸Miyuki HAMANO千葉歯科医院[東京都] 院長・歯科医師ContentsPART1 「口腔機能発達不全症」ってなんですか?PART2 DHが口腔機能発達不全症にかかわるとどうなる?PART3 “いつもの診療”のなかで診るためにP.36PART4 なにから始める? 口腔諸器官の運動訓練P.42PART5 ケースで学ぼう! チェックと指導の実際[後]実践編(今号掲載)[前]知識編(前号掲載)Illustration: 溝呂木一美 PART 3(前知識編:先月号掲載)で紹介したとおり、日本歯科医学会のガイドライン(右ページチャート)に沿って口腔機能発達不全症の管理を行っていきます。このうち、知識編で解説したのは、「口腔機能発達不全症の評価・診断」までです。実践編となる本稿では、診断が下った後なにをどう行うか、対応の部分を解説していきます。 管理計画を保護者に説明し、同意が得られて指導を始めたら、毎月評価を行います。改善が認められたら終了しますが、改善がみられない場合も、6ヵ月間継続したらいったん管理(指導)を中止します。指導・管理した内容は、「口腔機能発達不全症」指導・管理記録簿(図1[知識編P.25])に記載します。 また、初回には口腔内写真撮影を行い、少なくとも3ヵ月ごとに口腔内写真撮影を行います。写真は動機付けや説明にも有効です。さあ、口腔機能発達不全症の指導・管理を始めましょう!歯科衛生士 July 2019 vol.4334

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