歯科衛生士 2019年8月
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衛生士臨床経験を通して得た知識や技術を形にしてもっとキャリアアップをしたいと思ったとき、選択肢の一つとして各学会の“認定制度”があります。しかし、興味はあっても実際どのようにすればよいのかわからず、行動できない方も少なくないと思います。そこで本稿では、本誌読者サポーターの関心が高かった7つの学会について取り上げ、各学会の認定を取得した7名の歯科衛生士にその体験を紹介していただきました。今後取得を考えている人や、今まさに取得に向けて準備中の読者に役に立つような情報を詳しく教えてもらいます! (編集部)Illustration:もり谷ゆみ〈引用文献〉1. 佐藤陽子,齋藤 淳.歯科衛生ケアプロセス実践ガイド.東京:医歯薬出版,2015.2. 全国歯科衛生士教育協議会.よくわかる歯科衛生過程.東京:医歯薬出版,2015.3. 公益社団法人 日本歯科衛生士会.第8回 歯科衛生士勤務実態調査報告書. https://www.jdha.or.jp/pdf/aboutdh/h27-dh_hokoku.pdf(2019年5月22日アクセス)キャリアアップのためだけでなく、その専門領域において“患者さんに信頼される歯科衛生士”になるためにもその意義は非常に大きいと思います。 約12万人の就業歯科衛生士のなかで、右図のように学会に所属する歯科衛生士は1割にも満たない一方、所属学会がある歯科衛生士の認定資格を取得する割合は高いといえます。 次ページからは、さまざまな学会の認定歯科衛生士から、“認定取得に関する実際”が紹介されます。ぜひ参考にして自分の理想とする歯科衛生士を目指すとともに、社会に質の高い治療を提供するために「認定歯科衛生士」に挑戦していただきたいと思います。(文献3より一部改変)日本歯科衛生学会所属の歯科衛生士に聞きました本誌読者サポーターの関心が高い学会について調べました取得未取得ある25.4%ない72.0%未回答日本歯科衛生学会以外の所属学会は?認定取得者の割合は?38%1,101名62%日本歯周病学会所属DH数:2,892名31%162名69%日本小児歯科学会所属DH数:521名11%171名89%日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属DH数:1,519名45%866名55%日本口腔インプラント学会所属DH数:1,888名20%383名80%日本臨床歯周病学会所属DH数:1,874名34%382名66%日本障害者歯科学会所属DH数:1,096名15%85名85%日本老年歯科医学会所属DH数:544名55%507名45%日本顎咬合学会所属DH数:915名(各学会の回答をもとに編集部にて作成)(文献3より一部改変)2% 2名98%日本公衆衛生学会所属DH数:88名※次ページからの費用はすべて税込表示です39歯科衛生士 August 2019 vol.43

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