歯科衛生士 2019年9月
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1特 集どのタイミングで、何を共有するのか?DR×DHで実現する  歯周治療を行ううえで、歯科医師と歯科衛生士の連携は不可欠です。特に、歯周治療の成功の鍵となる歯周基本治療の多くを担うという点で、歯科衛生士の存在は非常に大きいです。そのため、歯科医師と歯科衛生士を交えたディスカッションを実施し、症例検討や治療計画の立案を共同で行うことが不可欠になります。 また、術者の経験や勘だけで歯周治療を行うことはせず、術者の臨床経験に加えて、科学的根拠(エビデンス)、そして患者さんの要望に基づいた歯科医療(Evidence Based Dentistry:EBD)を実践することも重要だと考えます。 今回は、歯周病の患者さんを健康に導くために、歯科医師と歯科衛生士がどのような共通のコンセプトを持って歯周治療を行っていくべきなのか、そして、具体的にどのタイミングでどのようなディスカッションを行うとよいのか、当院の症例を交えてお話ししたいと思います。成田大輔Daisuke NARITAしおみ歯科クリニック[大阪府]歯科医師日本歯周病学会認定医堀 めぐみMegumi HORIしおみ歯科クリニック[大阪府]歯科衛生士日本歯周病学会認定歯科衛生士Illustration:石山綾子歯科衛生士 September 2019 vol.4330

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