歯科衛生士 2019年12月号
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この、どう 介入の見極め方とその子にあわせた  お母さんのお腹の中にいる時から、指しゃぶりははじまります。生まれてすぐに母乳やミルクを吸う準備にもなっているようです。多くの赤ちゃんは生後2ヵ月ごろから手や指をしゃぶる行動がみられはじめます。 指しゃぶりの頻度は1歳2ヵ月児で28.5%、1歳6ヵ月児で28.9%、2歳0ヵ月児は21.6%、3歳0ヵ月児で20.9%1)と、2歳以降、減少傾向へ向かう調査結果が出ています。しかし、大きくなっても習慣化された強い指しゃぶりが続く場合、歯列・咬合への影響が懸念されます。それにともない、舌癖、口呼吸、構音障害などの口腔機能不全も起こりやすくなります。吸指癖は歯列や咬合から口腔機能にまで影響する!1特 集歯科衛生士 December 2019 vol.4330

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