歯科衛生士 2019年12月号
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常識が変わる!?歯頚部のTooth 痛くないの?すぐに充填しないと拡大し続けるの?何でこの位置・形に歯が減るの?Illustration:飛田 敏前編(10月号掲載)では、最新の知見をふまえて、NCCL(非う蝕性歯頚部歯質欠損)はtooth wearの一形態で、アブフラクションとして特別視すべきではないことを解説しました。「アブフラクションは日常的によく見るから、そんなはずはない!」と思う読者もいるかと思います。確かに「くさび状だからアブフラクション」もしくは「咬耗があるからアブフラクション」という基準で判断すると、NCCLの多くがアブフラクションとなります。しかし、これらの基準には根拠はなく、妥当ではないことは、前編で解説したとおりです。NCCLに対して適切に対応するためには、その原因を正確に把握する必要があります。今回は、症例を中心に、NCCLの原因と対応について臨床的に考察していきます。2特 集NCCLにどう対応する?[後編] 歯科衛生士 December 2019 vol.4350

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